はじめに

 今年度は、徐々にコロナショック前の生活様式に戻っていき、アフターコロナ期への移行期間に位置付けられると見通しておりましたが、収束が見えない新型コロナウイルス感染症変異株BA5の蔓延が7月後半から第7波となって連日感染者の過去最大数を記録し続けている状況になりました。
 この蔓延する中、8月の半ばごろにはピークを迎え収束するのではないか、そして収束傾向が生じたら感染症分類を2類から5類に引き下げるという報道も出ております。

 

 他方、今年第2四半期の世界のGDPは、中国とロシアで景気が低迷し、米国で消費者支出が予想を下回ったことを理由として、マイナス成長となっております。
 パンデミックによってすでに弱体化していた世界経済は、米国や主要欧州諸国を中心に世界全体で物価上昇率が予想を上回り、金融環境の厳しい引き締めを招いたほか、新型コロナウイルスの感染拡大とロックダウンを受けて中国の景気が予想以上に減速し、また、ウクライナにおける戦争によってさらなる負の波及効果がもたらされており、日本経済そして、経営環境の見通しが極めて不透明となっております。

 

 このような、大変の厳しい環境のもとで、過去2年半にわたって、外部との接触をできるだけ避けて運営してきた障害福祉サービス事業及び訪問介護事業については、ワクチン接種が進んできて感染対策を十分に行ったうえで、徐々にではありますが、元に戻すことを試行しておりましたが、以上の内外の厳しい状況を踏まえてみれば、なお感染症対策最優先で対応するほかないものと思っております。

 

 以上、事業運営の一端を申し上げ、広報「なかよし」8月号発刊にあたってのご挨拶といたします。

 

 

 

トップへ戻る