認知症ケアマネジメントセンター方式

センター方式の特徴

 

1)本人本位の視点
 センター方式は本人を主語にして書き込む方式になっていることが最大の特徴です。本人のありのままの声と行動、場面を観察し、事実に基づきながら「本人はどうか」、本人の視点にたって考えながら記入します。

 

2)センター方式の基盤となる「共通の5つの視点」
 センター方式では、本人本位の視点をより具体化するために「共通の5つの視点」を基盤にシートや項目が作られています。シートの記入を通じて本人がよりよく暮らしていくための様々な可能性やケアのヒントを見つけることができます。

 

(センター方式5つの視点)
1.その人らしいあり方
2.その人の安心・快
3.暮らしの中での心身の力の発揮
4.その人にとっての安全・健やかさ
5.なじみの暮らしの継続(環境・関係・生活)

 

3)一人について1枚からでも使いはじめられる
 センター方式はA〜Eまでの5領域で16枚のシートを準備していますが、すべてを活用しなければならないということはありません。各事業所で使用しているアセスメントツールをベースにしながら、一人の人に1枚のシートを追加で書いてみるというところから導入できます。

 

4)本人を支える地域の関係者の連携ツールとして
 センター方式は、本人を共に支えている様々な職種や立場の人たちが連携を具体的に進めていくための道具です。センター方式シートを活用することで、視点や情報、気づきを共有できる仲間が増え、「その人のための連携」を通じて認知症の人がより良い状態で暮らせるようになった多数の成功事例が積み重ねられています。

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