はじめに

 これまで経験したことのない厳しい内外情勢とあまりにも不透明な今後の見通しのもと、令和4年度も5月に入りました。
 6月には、定時理事会を開催し、定時評議員会において令和3年度の決算及び事業報告書を確定する予定です。
 一昨年と昨年は、新型コロナウイルス感染症の蔓延する中、定時に開催するべき会議体は、大幅に遅れてかつリモート等で行ってまいりました。
 今年は、理事・監事及び評議員のいずれもが改選の時期には該当しておりませんが、やはりリモート等によって行う見込みでおります。これに先立って行われる監査法人による財務諸表の監査については、リモートを中心として一部を対面によって行う予定です。
 社会福祉法人として事業運営の厳しく不透明な環境の下、事業継続計画(BCP)を策定中でおりますが、備蓄しておく期間についても安心できる目安が大きく異なってきていると考えており、ターゲットを定めきれないままにおります。
 代替エネルギーについてもまた同様であるため、できる範囲で経営資源の一部をシフトしてまいりたいと思っております。
 またICTへの取り組みは、この1年を振り返ってみれば、優先事項として掲げてみたところですが、その成果については、各職員の習熟度の差が大きくて、法人全体として底上げを図ることの困難さを浮き彫りにして参りました。
 そうであってもAIを組み込んだICTが、急速に浸透しつつあるということも確かに実感しており、早いうちに当法人においても、一層の取り組みをおこなってまいりたいと思っております。

 

 これまでになく、目まぐるしく変化する事業運営の環境と制度の仕組みについて、見落とすことなくフォローして、それを反映してまいるよう引き続き取り組んでまいります。

 

 以上、事業運営の一端を申し述べ、広報「なかよし」5月号発刊にあたってのご挨拶といたします。

 

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