A U D I T

/ Alcohol Use Disorders Identification Test /
1990年代初めに、世界保健機関(WHO)がスポンサーになり作成されたスクリーニングテスト。
WHOはアルコール関連問題の低減を主導しており、その重要な手法のひとつが簡易介入です。このテストは、簡易介入の対象者をスクリーニングする目的で作成されました。その対象者とは、アルコール依存症までには至っていない「危険な飲酒」や「有害な使用」レベルにある人です。
テストは自記式で10項目からなり、各項目の回答にしたがって0点から4点の点数が付与されています。すなわち、テスト全体では最低が0点、最高が40点です。このテストの特徴のひとつは、世界共通なカットオフ値を設定していないことです。このテストが使用される場所の飲酒文化に従い、カットオフ値を自由に変えることができます。危険な飲酒のカットオフ値は世界的には8点です。またアルコール依存症の場合には13点にしているところが多いようです。
わが国では15点あたりが妥当だと考えられています。
AUDITは多くの国で使用されていますが、地域・年齢・性の違いを超えて高い妥当性が報告されています。AUDITは邦訳されていますので、日本語版を下記に記します。

 

トップへ戻る