若返りの食品

 食べ物を変えるだけでフサフサな髪とツヤツヤの肌、そして病気をしない健康な体が手に入るのです。
 体内年齢が若くなるといわれる食材をランキング形式でご紹介します。

 

 健康の源は腸です。野菜をたっぷり食べることが腸内環境に良いことは知っているでしょう。食物繊維は腸内細菌の、善玉菌のエサになり、免疫力を高めます。ただ、人間は免疫だけでは生きていけませんし、若さを保てません。特に年をとると性ホルモンが減ってきます。そしてホルモンの材料はコレステロールです。ですから、コレステロールを含んだ肉も必要になります。100歳を超えて元気な人に菜食主義者はひとりもいません。

 

 年齢に応じて食べ方を変えることも大切です。人間の体を動かすエンジンは、50歳を境に「解糖(糖質)エンジン」から「ミトコンドリアエンジン」に切り替わります。
 ミトコンドリアとは、細胞の中にあり、体のエネルギーを作るもと。これを動かすのに必要なのは、酸素と37℃以上の高温です。
 ですから、深呼吸をする、有酸素運動をする、体を温めることが重要です。私のおすすめメニューは骨付き肉を使ったスープ。
 体が温まり、骨から溶け出したミネラル類も補うことができます。50歳を過ぎたら、糖質は必要ありません。糖質は低温でも稼働するエンジンですから、体が冷えて不調の原因にもなります。
 食べるなら玄米や五穀米を少量にとどめ、精白した穀物、砂糖は避けてください。

 

 食事を楽しく食べることも、大切です。家族や友だちと笑いながら食べましょう。少なくとも嫌いな人とは食べないように。若さの最大の敵はストレスです。

 

体内年齢が若くなる食材ランキング
<10位:えごま油、亜麻仁油、オリーブオイル>
良質な油は脳の機能を維持するとともに、髪や肌をツヤツヤにしてくれます。ただし、えごま油、亜麻仁油は加熱に不向き。炒め物には酸化に強いオリーブオイルがおすすめです。
<9位:鶏レバー>
老化の速度を遅らせる、葉酸がたっぷり。葉酸には動脈硬化や脳卒中、認知症のリスクを減らす効果もあります。焼き鳥を食べるときはレバーを多めに注文して。
<8位:まぐろの赤身>
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの原料がすべて入っています。うつ気味になると一気に老け込むもの。お刺身で食べると気持ちからハッピーになり、心も体も若返ります。
<7位:ごぼう>
「第二の脳」と呼ばれるほど重要な腸の環境を整え、腸内細菌の活動を活発にします。またごぼうの炭水化物は体に吸収されません。
<6位:肉類>
脳を含めた体のもとになるアミノ酸やコレステロールがバランスよく含まれています。しっかり肉を食べることで心身ともに若返り、肌にも気持ちにも張りが出ます。
<5位:きのこ>
免疫力を高めるβーグルカンが含まれ、抗酸化作用を持ちます。体がサビるのを防ぐことで、病気予防はもちろん、シミやしわができにくくなり若々しさを保ちます。
<4位:にんにく>
スタミナの代名詞であるにんにくには、すべての食材の中でもっともがん抑制効果があることがわかりました。1日1かけ程度を毎日食べることをおすすめします。
<3位:キャベツ>
食物繊維が豊富です。食事の最初に生のキャベツを食べれば満腹感が出て自然なダイエットに。ご飯の代わりに食べるのもおすすめ。キャベツの成分であるイソチオシアネートには、強力ながん抑制作用があることもわかっています。
<2位:海藻類>
わかめ、昆布、ひじきといった海藻は、ノーカロリーでありながら若さと健康を保つために必要なミネラルを豊富に含む食材です。食物繊維も豊富なので便秘解消効果も。若返り、健康、ダイエットのすべてをフォローします。
<1位:納豆>
納豆には若返りに効果がある栄養がたっぷり。特に更年期以降の女性がとりたいイソフラボンや抗酸化作用を持つビタミンEは、肌や粘膜に潤いを与えてツヤツヤにします。生活習慣病、骨粗しょう症の予防にも有効!

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