はじめに

 年度末の3月を迎えました。
 3月は、令和3年度の事業計画及び予算案を理事会で決めることになっております。しかしながら、この1年を振り返ってみれば、新型コロナウイルスの影響によって、法人の運営方法は極めて保守的であり、感染対策を最優先にしてきた1年でした。
 令和3年度においてはどのような事業計画を立てていくことになるのか、理事会に向けて準備が必要です。
 令和3年度においては、それぞれの施設においてワクチンの接種が行われるでしょうし、第4波あるいはそれ以上のものが発生するかもしれません。
 慎重に推移を注目して、法人運営を行なって参ります。

 

 さて、この3月11日は、あの東日本大震災から満10年となります。大震災の復興は当法人においても5年程度は要したところでありますし、設備関係の震災による被害は、抜本的には行うことはできずに、当面の運営を行うに支障がない程度に復旧したに過ぎないままにこの10年を過ごして参りました。
 多くの施設を維持管理していかなければいけない当法人としてはこの施設維持費を将来に渡って、どのように負担をしていくかを中長期的な事業計画の中で織り込んでいかなければならないと思っております。

 

 そして、新しい世代への事業継承を速やかにスムーズに行っていく、その道しるべを作っていくことが当面の課題の一つであります。

 

 令和2年度年度末にあたって、以上の通り所感の一部を述べさせていただいて、広報「なかよし」3月号発刊のご挨拶とさせていただきます。

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