はじめに

 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は新型コロナウィルス感染予防の対応に終始した年でございました。
 加えて、昨年の末から第三波に直面し、年末から年始にかけてさらに一層感染者の増加及び陽性率の増加そして病床の逼迫という深刻な状態を迎えて年を越すことになりました。
 今後、新型コロナウイルスの発生状況がさらに深刻な状況になることを視野に入れながら、社会福祉法人として運営するすべての施設の利用者とご家族及び職員等の感染対策に細心の注意を払って、日々を過ごしていかなければならないと思っております。
 報道等によれば、ワクチンの提供が6月頃以降に本格的に行われると聞いております。
 ワクチンの提供が速やかかつ十分に行われたとしても、感染対策は引き続き必要なものであり、コロナウイルスが一掃されるものではないという認識の下に、法人の運営方法や利用者、そしてご家族との面談方法や様々なものに対して感染対策に十分配慮した対応を模索し、また専門家からのアドバイスを適時適切に受けながら、しっかりと対応を図っていかなければならないと思っております。
 さて、2021年3月末までの進行年度は、もはや新規の事業や取り組むべき課題よりは、新型コロナウイルス感染対策を唯一最優先の課題であると思っております。
 そして4月からの令和3年度事業については、新型コロナウイルスの状況を見ながら、ワクチンの配布等によって少しでも正常化することを踏まえ、且つ福祉へのニーズがあればそれに適切に対応して参りたいと思っております。
 高齢者福祉におきましては、介護予防、認知症カフェ、配食サービス等のニーズが益々増大してくるものと見込んでおります。
 また、障害者福祉においては、仙台地区において、共同生活援助事業や相談支援事業という事業項目に対するニーズがあると受け止めており、それらを提供する設備基準や人員基準を無理なく達成できる水準点に達し次第、ニーズに応じたサービスの提供を検討して参りたいと思っております。
 児童福祉については、様々なニーズに対応しながら、まずは子育て支援センター事業については、リモートによる対応も行うことができるようにすると共に、保育園内の各種業務のIT化に取り組んで参りたいと思っております。
 また、ホームページを充実し、常にアップデートを心掛け、YouTube、Instagram、FacebookやTwitterでの法人各施設の運営状況を出来るだけ個人情報に配慮したうえで提供していきたいものと思っております。
 関係各位の皆様には今後ともご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、2021年の年頭にあたってのご挨拶を申し上げます。

 

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