はじめに

 本年も残すところ、2ヶ月を切ってしまいました。
 今年は、新型コロナウイルスへの対応に忙殺され、方向感を持てないままに今日に至ってしまいました。
 当法人の老人ホームでは、陽性者の発生状況の沈静化が見えない首都圏を警戒して、面会制限をはじめとして多様な感染対策を行なってまいりました。
 しかしながら10月中旬に弘前市でクラスターが発生し、150人に及ぶ新規感染者が発生してしまい、更には、八戸市でも発生し、自粛ムードが一気に高まったままで11月を迎えております。
 感染対策を進めようとしても、関連設備や備品は、極端な品不足となっており、年度末までに整備を終えることができないものも多くあります。
 老人ホームに対する感染対策の補助金は、どの範囲の設備が補助対象となるのかについてその判断に確信を持てないものが少なくないため、投資決定に迷いが生じております。
 いまのところ、収束の具体的な見通しを立てることが難しいこの感染症は、ここに来て、再び陽性者が増加しており、厳重な感染対策を続けるしかなく、ご家族をはじめ多くの方々にご負担をおかけいたしております。

 

 さて、11月からは、居宅介護支援事業所を有料老人ホームクローバーズ・ピアこうよう建物内に移転し、本年度介護支援専門員の資格取得者2名が順次加わって、業務の一層の充実強化を図る予定です。さらに今年の試験で数名の合格者が出ると期待しているところです。

 

 また、同じこうよう建物内にある訪問看護ステーションの事業所については、感染対策の要の一つであることから、設備の充実強化を図って参ることにしております。

 

 以上、事業の一端をご説明し、広報「なかよし」11月号発刊のご挨拶とさせていただきます。

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