はじめに

 新型コロナウイルスの影響によって、当法人においても様々な問題を生じております。職員全員の感染対策や新しい生活様式の徹底、入居者の方々の安全の確保、ご家族の方たちのご理解、そして行政からの支援を受けながら各施設の設備について一層の感染予防に配慮した体制を用意し、必要な部分的改修を行うことにしております。

 

 また、例年であれば6月に決算役員会を開催し、評議員会において決算を承認し6月の末日に決算関係書類を監督官庁に提出し当法人のホームページに公開情報として掲載するところであります。
 しかしながら新型コロナウイルスの影響から、職員の移動の制限があったこと、また監査法人による監査の日程調整に制約が生じたこと等の理由から、監査法人による計算書類の監査は8月のお盆明けから行うこととし、その後決算理事会そしてこれを承認する評議員会を書面決議によって行い、9月末日に監督官庁に一連の財務諸表を提出する予定でおります。
 この予定は、新型コロナウイルスの感染状況がある中でも様々な工夫をしながら、Zoomによる会議やPDFで関係書類を監査法人に郵送するなどをして、9月末日には、計算書類の提出を行いたいと思っております。

 

 しかし、5月末に緊急事態宣言が解除され、6月19日に首都圏との移動制限も撤廃されたにも関わらず、6月の後半から毎日50人を超す感染者が東京で発生し、そして遂には7月2日の本日100人を超える感染者が出たという報道がなされております。
政府関係者によれば、場合によっては一定の制限を加える可能性もあると言及するに及んでおります。
 当法人としても第一波が終わって夏に向け小康状態を迎えることが出来るという安易なものではなく、緊張感を緩めることなく、しっかりと感染対策をし、利用者の方々、そして職員の皆さんがしっかりと感染予防を行って、感染者を出さないということを行っていくことが最大の課題であるということを認識しているところであります。

 

 このような状況をご報告申し上げ、広報「なかよし」7月号発刊のご挨拶とさせて頂きます。

 

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