トイドローン

2020年1月12日

 

 昨年の秋、中国のドローンメーカーは、日本向け199グラムのドローンを発売した。
 日本の航空法によれば、 200グラム以上の重さのドローンが航空法の規制対象となっていることから、それを下回る199グラムのドローンがトイドローンとして発売された。
 購入の申し込みが相当あったらしく、予定より半月以上遅れて12月の末に手元に届いた。
 YouTubeには、このトイドローンの設定の仕方や操縦の仕方等々、様々な事がアップされている。
 機体を軽くするために本来つけることができる様々な機能を省いているようだ。例えば衝突防止機能、カメラのズームアップ機能が今のところあれば便利だと思っているが残念ながらない。
 操縦方法は、やはり慣れが必要だろう。練習を繰り返して感覚で覚えていくことが必要だと思う。あっさり考えれば車の運転+上下運動が加わっているだけとも思う。
 しかしながらなんといっても小さなもので少し遠くに行ってしまうと今どこを飛んでいるかがわからない。万一にでも人や物や車にぶつかったら大変なことになると思うと不安になる。
 出発地点に自動で帰る機能があって、試してみたらなかなか便利なように感じる。このボタンを押すと、アラーム音が鳴りながら出発点に帰るために、設定してある高度まで上昇した後、出発地点に戻ってくる。この機能のおかげで、今のところ無事トラブルもない。本当に便利な機能だ。
 そのほかクイックショットを使うとボタン一つで、ドローニーとかロケットとかサークルとかヘリックスという自動で空撮を行う機能もある。
 ホームページアップのための動画はせいぜい1分程度の長さで、あらかじめ飛行ルートを確定した上そのルート通りに飛ばすことが必要だと感じている。
 これから各施設のいわばバードビュー的な施設全体を俯瞰することができるドローンからの撮影動画をホームページにアップしていきたいと思っている。
 また建物の屋上とか屋根あるいはその他目視による点検にも極めて有効に感じる。
 さらに山林を点検するにも衝突防止機能がついたドローンであれば安心して山林の中に入っていって山の状態を見ることができるのではないかと思う。

 

 なお、トイドローンは、規制の対象外であるにしろ、以下のドローン規制を見るともっともなことだと思うし、この基準に従って操縦するようにしたいと思う。

 

<第三者の上空で無人航空機を飛行させない場合>
機体に関する追加基準
〇第三者及び物件に接触した際の危害を軽減する構造を有すること
【危害を軽減する構造の例】
〇プロペラガード
〇衝突した際の衝撃を緩和する素材の使用又はカバーの装着 等
無人航空機を飛行させる者に関する追加基準
意図した飛行経路を維持しながら無人航空機を飛行させることができること
安全確保体制に関する追加基準
〇飛行させようとする経路及びその周辺を事前に確認し、適切な飛行経路を特定すること
〇飛行経路全体を見渡せる位置に、無人航空機の飛行状況及び周囲の気象状況の変化などを常に監視できる補助者を配置し、補助者は、無人航空機を飛行させる者が安全に飛行させることができるよう必要な助言を行うこと
〇飛行経路の直下及びその周辺に第三者が立ち入らないように注意喚起を行う補助者の配置等を行うこと

 

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