スパコントップ500

 最新のスーパーコンピューターランキング「TOP500」では、ランキング最下位レベルでも処理速度が驚きの1.14ペタフロップスに達している。
 アメリカと中国で大勢を占めている。
 中国の台頭がすごい勢いだ。
 Top500のうち約半数を中国製が占めている
 開発中や非公開のものもある。

 

 ランキングの首位は米オークリッジ国立研究所の「Summit」で、148.6ペタフロップスの記録をたたき出した。SummitはIBM製のスーパーコンピューターで、CPUに「IBM POWER9」、GPUに「NVIDIA Volta GV100」を使用している。
 2位はやはりIBM製であるローレンスリバモア国立研究所の「Sierra」だ。
 3位は中国の「Sunway TaihuLight(神威・太湖之光)」で、93.0ペタフロップスだった。
 4位は中国の「Tianhe-2A(天河二号)」だ。
 中国が開発する高速なスーパーコンピューターは引き続き増えており、今やTOP500の半数近く(227台)が中国のマシンだ。
 一方、米国製のシステムの数は、過去最低に近い118にとどまっている。
 パフォーマンスの合計では、米国のスーパーコンピューターがTOP500の37.8%を占めている。パフォーマンスにおける中国のシェアは、僅差の31.9%だった。

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