バンヤンツリー

 バンヤンツリー・ホールディングス (Banyan Tree Holdings) は、シンガポールに拠点を置いているプレミアム・リゾート、ホテル、レジデンス、そしてスパ業界をけん引する国際的な運営・開発会社である。アジアを代表する高級ホテルチェーンのバンヤンツリー・ホテルズ&リゾーツを展開する。

 シンガポール証券取引所上場。また、グループの基本事業はバンヤンツリー、アンサナ、カッシーア、ダーワの4つのブランドを中心としている。
 1994年に、タイのプーケット島にバンヤンツリー・プーケットを開業。その後、順調にホテル数を増やしていき、現在、23カ国(中国・キューバ・インド・インドネシア・ラオス・モルディブ・モーリシャス・メキシコ・モロッコ・セイシェル・韓国・タイ・ベトナムなど)にホテル、リゾート、レジデンス、スパを展開している。今後はオーストリア・ギリシャで開業予定。京都での計画も発表された。
 アコーホテルズやオークラ ニッコー ホテルマネジメントとも提携している。

 

 バンヤンツリー ホテルズ&リゾーツとホテルWマネジメントは3月5日、日本初進出のバンヤンツリー・ホテルの開発を発表した。京都市東山区にある「ホテルりょうぜん」跡地の再開発計画として実施され、インターナショナルブランドとしては京都中心部で初めて温泉付きラグジュアリーホテルとなる。
 ホテルりょうぜんは10月末で営業を終了し、その後バンヤンツリー・ホテルの設計と建築を実施。客室数は60室、レストラン、バー、ライブラリー、温泉、ジム、スパの設置を予定している。また、マスターアーキテクトには建築家の隈研吾氏が就任する。開業予定は2022年春。
 バンヤンツリー エグゼクティブ・チェアマンのホー・クウォンピン氏は、この発表について「私たちのブランドの世界展開を促進するうえで、本契約は、豊かな文化、美食、風光明媚な観光名所で知られる日本において、バンヤンツリーのホテル展開の第一歩となります。私たちは、特別な体験を求める旅行者のために、京都をさらなる世界基準の観光地とすべく魅力の開拓を志しています。バンヤンツリー・グループが成長を続けますます有名になり、25周年を迎える記念すべき本年に、更なる飛躍を期待しています」とコメントを寄せている。

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