豊洲市場

2018年12月27日

 仕入先のまぐろ屋さんに電話したうえ、初めて豊洲市場を訪ねることにした
 仲卸市場の大きな建物を目指してその1階に入った。築地市場の店と比べ大きくなったわけではなくまた区画の大きさも大して変わったものでもない。
 相変わらず多くの人と例の独特のターレという運搬車が目まぐるしく動き回っている。
 やっと目指すまぐろ屋さんにたどり着いたところ、相も変わらず元気な社長が待っていてくれた。
 田舎の人間には想像できない位狭いスペースにマグロ屋さんは入っていた。
 狭くてねーこのマグロ専用の大きな包丁が引っかかる位なんですよ
 このメバチマグロなんかどうですか。先日麻生さんがこれを食べたっていうそうで、それと同じやつですよ。
 この分は切って今日中にクール急便で送っておきますよ。そして残りのこの分は、差し上げますので東京で使ってください。
 そう言って氷の袋と一緒に包んでくれた。
 すぐに帰ろうと思ったけれども、2階がギャラリーで4階は屋上庭園になっていると言う。
 この広大な屋上になんと芝生が貼ってあるのだ。
 冬だから茶色だったけれど、その広さ、かかるであろう膨大な費用を想像してみて驚いた。屋上からの景観は、また格別に素晴らしかった。
 レインボーブリッジ、晴海埠頭、オリンピック選手村等々が一望できる。
 とにかく大きい、この日午前中だけで万歩計は、2万歩をあっさりと超えた。
 さすがに疲れを感じて、浜町に戻ってからうたた寝をしてしまった。
 豊洲市場は東京都や各事業者の事務所やPRルームが入る管理施設棟、国内外の青果を集めて取引を行う卸売場がある青果棟。さらに街の魚屋さんやお寿司屋さんが水産物を仕入れに来る水産仲卸売場棟、国内外からの水産物を集め、取引をする場所でマグロの競りの見学もできる水産卸売場棟と大きく4つの建物に分かれている。
 管理棟、建設面積  5,500u 延床面積  24,000u 6階建
 青果棟、建設面積 58,000u 延床面積  47,000u 3階建
 仲卸棟、建設面積 70,500u 延床面積 177,000u 5階建
 卸売棟、建設面積 49,500u 延床面積 125,000u 5階建
 これだけの巨大施設を見た後で、この市場の移転にブレーキがかかった事の重大さに、その影響の大きさにテレビで見るのと違い、ずっしりと重いものを感じた。

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