編集後記

 6月20日から7月10日までの間、奥州平泉もう毛越寺では、「あやめ祭り」が開催されます。昨年、行こうとしましたが、都合がつかず、今年こそはと、早くから日程を空けて、6月26日に行ってきました。<毛越寺では、藤原氏二代基衡から三代秀衡の時代に多くの伽藍が造営されました。藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失しましたが、現在、浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されております。>表紙のあやめは、その時に写したものです。帰りは、中尊寺の金色堂を久しぶりに拝観してきました。
 7月に入ると入谷朝顔まつりがあります。<入谷朝顔まつりは毎年7月6日から8日まで開催される、日本最大の朝顔市です。この三日間は入谷鬼子母神や言問通りには60軒の朝顔業者と96軒の露店(縁日)が並び、毎年約40万人もの人出で賑わっています。>
 さて、今月の水墨画は、薔薇を描きました。赤いバラに加え、不可能という花言葉から「夢叶う」という言葉を持った青いバラを描きました。早朝に顔彩で濃淡を描く数十分は、まさに張り詰める爽やかな空気の中にいることができます。
 季節の変わり目にあたり、皆様におかれましては、お健やかにお過ごしくださるよう祈念申し上げ、広報なかよし7月号の編集後記といたします。


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