災害対策

・併設施設と関連施設との一体的な運営
 当施設は、有料老人ホームクローバーズ・ピアこうようの1階を使用して開設し、同じ江陽2丁目町内には、当法人が開設するクローバーズ・ピア八戸ひまわりの家があります。これらの施設が一体となって、災害時の防災対策を行うために、自主防災組織を編成してまいります。
・当施設を開設する建物は、地上4階建てであり、八戸市防災マップにおいて、津波最大浸水深2m以上5m未満であり、一時的に上層階への避難が可能です。洪水、土砂災害警戒区域には該当しておりません。
・災害時等の近隣住民との協力体制
 高齢者等の災害弱者を抱える老人福祉施設等では、特に夜間において、災害に対処するための職員数が不足することも考えられ、災害が発生した場合の初期対応及び入所者の迅速な避難誘導には、いち早く駆けつけることができる地元消防(小中野分遣所)及び周辺住民との協力が不可欠となっております。
 このことから、施設の自衛防災組織と周辺住民等とが一体となった訓練を行い、この中で周辺住民の方々には、入所者の避難誘導が的確に行えるように、施設内部の構造の把握等に努めていただくようにいたします。
 当施設の自衛防災組織と周辺住民との協力体制を地元消防の指導を受けて整備し、火災や災害の発生時には、自動火災報知設備と連動した外部サイレンの吹鳴により、消防及び周辺住民の参集を行うこととします。
 また、合同の避難訓練では利用者の方々を含めた搬送訓練を実施し、これらを通して、当施設の職員、入所者、周辺住民等との間に、より一層の信頼関係を構築してまいります。
・被災者の受け入れ
 定員超過利用となる場合でも被災者の受け入れとそれに伴う被保険者証の不提示等については、柔軟に対応する予定であり、当法人では、関連施設での受け入れ実績もあります。
・備蓄・防災用品等
 食料品等については、3日分を備蓄し、毛布、バスタオル、日用品についてはそれぞれ必要量を備蓄いたします。また、防災用品は、正面玄関にある陳列棚に置き、誰でもが、必要な防災用品を直ちに使うことができるようにしてまいります。当法人は、移動式自家発電機を4台保有し備えており、災害用有線電話回線を5回線保有しており、当施設でも使用する予定です
 また、当法人は青森県登録災害時応急対策車両・優先給油対象車両のステッカーの交付を受けており、災害時にこれらを使用できる体制にあります。
・BCP
 自然災害、大火災などの緊急事態に遭遇した場合において、福祉事業用資産の損害を最小限にとどめつつ、福祉事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における福祉事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画の策定を行います。

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